鮮やかな演技を手に入れるマイズナー・テクニック・クラス2019年5月期

マイズナーテクニック・クラスをアクターズ・ヴィジョンで開催するようになって3年になります。

そもそも、このマイズナー・テクニックをおしえるクラスを始めようと思ったのは、映画監督による俳優のためのワークショップを運営する中で、ずっと気になったことがあったからでした。

それは、魅力も才能もあるのになかなかキャスティングの決まらない常連の参加者が多いということです。

もしかすると、そういう人たちは、自分たちのキャスティングが決まらないのは、「たまたま」だと思っているかもしれません。何回か受けていればいつかはキャスティングが決まるのだと思っているかもしれません。

しかし、はた目から見ていて、そういった人たちには「芝居が硬直している」「決め切ったことしかできない」「うまいだけで彩がない」「演技者としていい子ちゃんである」「芝居臭い」「セリフを生きた言葉で話すことが出来ない」という「演技における根本的な問題」があるのは明らかでした。

そこを変えなければどんなにオーディションを受けてもプロにはなれない。がむしゃらにオーディションやワークショップを受けるだけではなく「根本的な問題」を解決しないとダメなのです。

ということで、2016年11月から始めているのが「マイズナー・テクニック・クラス」です。まさに俳優の「根本的な問題」を改善するためのクラスです。

「根本的な問題」というのは、簡単に言えば、「考えた演技をしてしまうということ」です。相手役の行為にたいして自然な反応をするのではなくて、自分で決め込んだものを演じてしまうということです。「考える」というのは、生きるために人間が獲得した能力です。だから、不安な時、「考えてしまう」のは当たり前で、それは普通の時にはプラスです。しかし、カメラの前においては違います。愛の告白をされ驚いて泣いてしまうのは「考えて選択した行動」ではありません(たまに考えてやっている人もいるかもしれませんが笑)。「考える暇もなく」、人間は「驚き」、「怒り」、「笑い」、「泣く」のです。しかし、それを演じる時に人間は、台本を読んで先を知ってますから、どうするかを「考え」、決め込んで「やってしまう」。良い演技をしようとしたり、オーディションに合格しようとしたり、監督に気に入られようとすればするほど、考えて「不自然なことをやってしまう」ことになります。そして「考えた芝居」が、嘘くさい、観客を引かせる、残念なものであるのは、多くの俳優が自覚していることだと思います。

「マイズナー・テクニック」は、人間が思わずしてしまう「考えた演技」を、「「本能」にゆだね、自らの内に生まれた「衝動」によってのみ支配された演技」に変えるテクニックです。サンフォード・マイズナーによって創始されたこの演技の基礎訓練の方法は、すべての俳優が習得すべきことだろうとマツガエは思っています。

教えてくださるのは、俳優であり演出家でもある、演技指導者のボビー中西さん青山治さん、野田英治さんです。ボビーさんは、マイズナー・テクニックの創始者であるサンフォード・マイズナーから直接演技指導を受けた数少ない本物の日本人のひとりです。また、数々のハリウッド・スターを生み出したアクターズ・スタジオの日本人として2人目の生涯会員でもある方です。青山治さんは、ロベルタ・ウォーラック氏に師事され、 ストラスバーグメソッドを使ったキャラクター作りを学ぶ中で、ニコール・キッドマンの演技コーチであるスーザン・バトソンからも直接演技を学んだボビーさんの最も信頼する演技コーチであり、野田英治さんは、ボビーさんのところでマイズナーテクニックを学んだ優秀な指導者です。お三方ともマイズナー・テクニック・クラスでは親身に俳優たちを指導してくださいました。マイズナーテクニックを教える方は日本に沢山いると思いますが、一番大事なことは本物から教わるということです。聞きかじった人ではなく、ちゃんとサンフォード・マイズナーから教わった人から教わるということです。そういう意味では、最高の講師がここにはいます。

俳優のキャリアがあるのにいまいち突破できてないと自覚のある方、基礎的なことを改めて見直してやってみたい方、これから演技の世界に入るうえで正しいことを教わりたい方、ぜひとも、「マイズナー・テクニック・クラス」を受けてみてください。フィルムの中で、本能で生きること、衝動で行動すること、「本物としてそこに居ること」を習得し「鮮やかな演技」を映像として残してほしいと思っています。
 
(アクターズ・ヴィジョン代表:松枝佳紀(Matsugae Yoshinori))

※ 日本テレビ・ドラマ演出家の水田伸生さんとの座談会の中でマイズナーテクニック・クラスの話をしています。参考に一読ください→ ここをくりっく

以下に、ワークショップ概要と応募方法を記します。

【日程】
2019年
5月8日、15日、22日、29日(前半4回)
6月5日、12日、19日、26日(中盤4回)
7月3日、10日、17日、24日(後半4回)
(毎週水曜日全12回)
 
【クラス】朝クラス10:00-12:30 、夜クラス18:00-21:00

【場所】都内
 
【参加条件】
・全12回は連続して参加すること。
・すでに習ったことのある人も歓迎します。
・参加できるかどうかは講師の面談によって決定します。

【面談日】4月24日10:00-18:00間の30分ほど

【定員】各クラス最大20名

【参加費用】 毎月21,600円(税込み)
※支払期日は、5月7日、6月4日、7月2日です。

【応募方法】
まずメールにてエントリーして下さい。
メール本文に
(1)お名前(本名でも芸名でも構いません)
(2)ふりがな(お名前の読み方を平仮名でお書きください)
(3)性別
(4)生年月日(表記は1982/7/14のように年月日を/で区切り、西暦で)
(5)連絡先電話番号(すぐにつながる携帯番号をお願いします)
(6)所属事務所名、担当者名、担当者連絡先電話番号
(7)マイズナーテクニックを習得したいと思う理由
(8)参加可能クラス(朝、夜、両方とも可能)
(9)面談NG時間(4/24の10時から19時までの間のNG時間)
以上をお書きのうえ
本人と分かる最近撮影の写真jpgファイルで1枚添付し
メールのタイトルを「マイズナー」として、
ワークショップ事務局
actorsvisionjapan@gmail.com
までメールをお送りください。
4月24日に面談を行い、受講していただくかどうか、どのクラスになるかを決定いたします。


アクターズ・ヴィジョン
actorsvisionjapan@gmail.com