現在、アクターズ・ヴィジョンの天野千尋監督ワークショップから産まれた映画「ミセス・ノイズィ」は、全国のTOHOシネマズほかで、まさかの8週目上映中です。(事前には2週間行けばよいほうと聞いていました)
さらに、次のワークショップ映画、園子温監督作品「エッシャー通りの赤いポスト」は、日本国内での上映はまだ先になりますが、メキシコ、オーストリア、チリ、カナダ、アルゼンチン、スイスなど、海外の映画祭を巡業中で、なんと第49回モントリオール・ヌーヴォー・シネマ映画祭では、観客賞を受賞しました。さらに、米国の日米交流振興団体ジャパン・ソサエティーが主催するNYのオンライン映画祭「21st CENTURY JAPAN: FILMS FROM 2001-2020」では、21世紀の日本映画を代表する映画21本のうちの1本にも選ばれました。
しかし、何がスゴイって、「ミセス・ノイズィ」も「エッシャー通りの赤いポスト」も出演者がほぼ無名のワークショップの俳優たちなのに映画が面白く世界中の沢山の人に感動を与え評判になっており、その結果として、出演している無名の俳優たちが世間に注目されているってことです。→ 布団叩く強烈演技話題、大高洋子55歳ブレーク兆し
まさにアクターズ・ヴィジョンがやりたいのはこういうことです。まだ光の当たってない才能のある者たちで素晴らしい映画を作り世間をあっと言わせ、そして、いままで光の当たっていなかった才能に世間の注目を向けるきっかけを作ること。
「まだ無名だが才能ある俳優たち」を集め、彼らを、現場に近い厳しさを持った場所で鍛え、一流の俳優への足掛かりを作ること、そのために始めた「俳優のための実践的ワークショップ」ですが、なによりも人を鍛えるのは「現場そのもの」だと考えていますので、その「現場=映画」を作ること、その「現場=映画」にこれからの俳優たちを送り込むことで、彼らをより鍛え上げ、そして、その映画を「より沢山の人たちに見られる場所」で公開することによって、彼らの名を世間に知らしめること。活躍する足掛かりを作ること。ワークショップをやったことの言い訳としてのワークショップ映画を作らないこと。本当に観客たちに望まれる映画を作ること。その映画で無名の俳優たちを輝かせ次につながる足場を作ること。それをアクターズ・ヴィジョンは今後ともやっていきたいと思っています。
2021年2月25日(木)、26日(金)、27日(土)、28日(日)の連続4日間、安田真奈(やすだ・まな)監督のワークショップを行います。
アクターズ・ヴィジョンとしては、次の映画を、安田真奈監督と作る予定です。
テーマは、母と娘。
母親のことを恨んでいる娘が主人公です。その娘が結婚し、自らが妊娠出産を経験し、母になっていく中でどう変化していくのか。憎んでいた母親や、パートナーである自分の夫や、同じ母を持つ兄弟たち、あるいは友人たち、そういった周りの人間たちとどのようにかかわり、それがどのように変化していくのか。安田真奈監督が、綿密な調査のもとに書き下ろす、オリジナルの脚本で映画を作ります。
もちろん、さまざまな登場人物がいるので、女性に限らず、年齢も限らず、様々な俳優たちと出会えればいいなと思っています。
新型コロナウィルスCovid-19のことはありますが、かと言って、映画を止めてよいわけがありませんし、俳優を目指そうという人、映画の中で活躍したいという人たちの思いを止めてよいわけがありません。十分な感染対策をしつつ、未来のために、ワークショップを開催したいと考えます。ぜひ沢山の方に応募いただきたいと思います。
(アクターズ・ヴィジョン代表マツガエ)
◎ 講師プロフィール
安田 真奈(Mana Yasuda)
安田真奈 (監督・脚本家)
奈良県出身、大阪府在住。神戸大学の映画サークルRick’sで8㎜映画を撮り始める。パナソニック(松下電器産業)で約10年勤めた後、2002年秋より監督・脚本業に専念。2006年、上野樹里・沢田研二の電器屋家族映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」監督・脚本で劇場デビュー。同作品で、第16回日本映画批評家大賞 特別女性監督賞、第2回おおさかシネマフェスティバル 脚本賞を受賞。2006年末に男児を出産し、しばし脚本業を中心に活動。脚本を担当した、NHK児童虐待テーマドラマ「やさしい花」、関西テレビ「大阪環状線part2 芦原橋駅編 ダダダゆうてドン」は、文化庁芸術祭参加作品。2017年、堀田真由主演「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」監督・脚本で、映画撮影現場に復帰。翌年、小芝風花主演 近大マグロの青春映画「TUNAガール」監督・脚本をつとめる。綿密な取材に基づいたオリジナル脚本や、等身大であたたかな作風が高く評価されている。シナリオ作家協会所属。なお、小芝風花さん主演「TUNAガール」はネットフリックス、ひかりTV にて配信中。上野樹里さん主演「幸福(しあわせ)のスイッチ」はdTV、U-NEXTにて配信中。
安田真奈監督が語る人生と映画づくり(前編)
「地方出身、女性、異業種」のOL監督時代に確立した自主制作で映画を撮り続けるコツ
https://cinemagical.themedia.jp/posts/6051887?categoryIds=635317
安田真奈監督が語る人生と映画づくり(後編)
電器屋が舞台の『幸福(しあわせ)のスイッチ』、子育て中に執筆した児童虐待がテーマのドラマ「やさしい花」に込めた思い。
https://cinemagical.themedia.jp/posts/6052029?categoryIds=635317
熱いぜ、養殖!完全養殖研究現場の声をたっぷり盛り込んだマグロ×青春物語 「TUNAガール」安田真奈監督インタビュー
https://cinemagical.themedia.jp/posts/6033851?categoryIds=635317
◎ワークショップ概要
【日程】
2021年2月25日(木)、26日(金)、27日(土)、28日(日)、 全4日間
【クラス】
・昼クラス(13:00-16:00)
・夜クラス(18:00-21:00)
※ 毎日、感染症対策のため、検温チェック、消毒などを行いますので、早めにご来場いただきます。
※ また、参加される2週間前2月11日からの毎日の検温をご報告いただきます。ので、参加を希望される方は、「今日から毎日」の検温を記録しておいてください。
【場所】 都内
【参加費用】 33,000円(税込み)
【応募資格】
・安田真奈監督の作品への参加を希望する者
・何がなんでも演技者として突出したい者
【締め切り】昼夜クラスとも30名
※感染症対策を行っております。
※毎回、応募者多数により早めに打ち切りますので、お早めにお申し込み下さい。
◎エントリー方法
【1】まずはメールにてエントリーして下さい。
「安田真奈監督による俳優のための実践的ワークショップ」
参加希望の方は、
・メールタイトルを「安田監督WS参加希望」とし、
・メール本文に
(1)お名前(本名でも芸名でも構いません)
(2)ふりがな(お名前の読み方を平仮名でお書きください)
(3)性別
(4)生年月日(表記は1982/7/14のように年月日を/で区切り、西暦で)
(5)連絡先電話番号(すぐにつながる携帯番号をお願いします)
(6)所属事務所名、担当者名、担当者連絡先電話番号
(7)出身地、使える方言
(8)参加希望クラス((1)昼クラス、(2)夜クラス、(3)どちらでも)
(9)本ワークショップに参加を希望する理由
をお書きください。
・そのうえで、事務所所属の方は事務所作成の写真付きプロフィールをメールに添付してください。
・無所属の方は、ご自分で作成の写真付きプロフィールを添付してください。
・写真付きプロフィールとは、A4サイズ、PDFで作成された次のようなものです。
http://actorsvision.jp/wp-content/uploads/2019/02/entrysheet.pdf
・以上のメールを作成し、ワークショップ事務局
actorsvisionjapan@gmail.com
までメールをお送りください。
【2】参加希望俳優の中から、本ワークショップの目的に合致した者に参加許可の通知および入金のご案内をメールいたします。(書類審査・入金案内)
【3】入金をしていただいた方から、正式エントリーとさせていただき、集合場所やテキストについての案内を送らせていただきます。(参加決定)