アクターズ・ヴィジョン代表マツガエです。
5月4日、5日、6日は、『学校をつくろう』 や『ラストゲーム 最後の早慶戦』『ひめゆりの塔』『ハチ公物語』など日本映画史に残る名作の数々を撮られている名匠、神山征二郎(こうやま・せいじろう)監督に俳優のための実践的ワークショップをお願いしました。
神山監督は現在77歳となりますが、全く創作の意欲は衰えず、年内中に撮影予定の案件が1つあり、またその後も撮影予定の企画があります。即戦力となる俳優たちと出会いたいとのご要望により、今回のワークショップを行うこととなりました。
神山監督は、そのフィルモグラフィーを見ていただければわかりますが、実話をベースにして、社会的な問題を人間一人ひとりの側から描き、しかもその難解なテーマを誰もが理解し心動かされる名作にしあげるというスタイルを全ての作品で貫いており、その稀有な手腕と、曲げない志は、高い評価を得ています。
また、三國連太郎さん、 仲代達矢さん、 風間杜夫さんなど、名優たちと何度も作品を作られてきている神山監督の「俳優を見る目の確かさ」、「鋭さ」はぜひとも味わってほしいところです。神山監督に俳優として評価されるというのは、とてつもないことなのです。
近日中にクランクインする次回作については、メインは決まっているものの、メインキャストの一部はまだ決まっていないと言うことで、名前が知られているとか経歴などよりも、本人の演技の力や魅力で決めたいと話されており、今回参加する俳優には、期待しているとのことでした。
さらに神山監督のお人柄にも、ぜひとも触れていただきたいと思っています。昔気質の義侠心あふれる、そして茶目っ気もあるお人柄であるからこそ、人間の多面性に思いを致し、誰もが心をつかまれる作品を作れるのだろうと思うのです。
ゴールデンウィークの最後の三日間を、神山征二郎監督のもと、芝居尽くしになることは、俳優人生において貴重な時間となることは保証します。
(アクターズ・ヴィジョン代表:松枝佳紀)
◎ 講師プロフィール
神山征二郎(Kouyama Seijirou)
1941年生まれ。日本大学芸術学部映画学科中退後、65年に新藤兼人監督が主催する近代映画協会に参加。新藤兼人、吉村公三郎、今井 正らの助監督を経て、71年に『鯉のいる村』で監督デビュー。76年には『二つのハーモニカ』で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞。その後独立し、『ふるさと』(83)では文化庁優勝映画奨励賞を受賞、『ハチ公物語』(87)では年間興行記録ベストワンを記録する。88年には神山プロダクションを設立。以降、『遠き落日』(92)、『ひめゆりの塔』(95)、『郡上一揆』(2000)、『草の乱』(04)など、ヒューマニズム溢れる作品を発表している。
<<監督作>>
『鯉のいる村』(1971年)
『二つのハーモニカ』(1976年)
『洟をたらした神』(1978年)
『看護婦のオヤジがんばる』(1980年)
『日本フィルハーモニー物語 炎の第五楽章』(1981年)
『ひめゆりの塔』(1982年)- 協力監督
『ふるさと』(1983年)
『旅路 村でいちばんの首吊りの木』(1986年)
『ハチ公物語』(1987年)
『千羽づる』(1989年)
『伊勢湾台風物語』(1989年)
『ドンマイ』(1990年)
『白い手』(1990年)
『遠き落日』(1992年)
『月光の夏』(1993年)
『さくら』(1994年)
『ひめゆりの塔』(1995年)
『三たびの海峡』(1995年)
『宮澤賢治 その愛』(1996年)
『郡上一揆』(2000年)
『大河の一滴』(2001年)
『草の乱』(2004年)
『北辰斜にさすところ』(2007年)
『ラストゲーム 最後の早慶戦』(2008年)
『学校をつくろう』(2011年)
『救いたい』(2014年)
◎ ワークショップ概要
【日程】
2019年5月4日(土)、5日(日)、6日(月)
※応募を締め切りました。
【時間】14時から18時
【場所】都内
【参加条件】
以下の2つの条件を満たす者
・俳優または俳優を志す者
・神山征二郎監督作品に出演を希望する者
【参加費用】32,400円(税込み)
◎エントリー方法
【1】まずはメールにてエントリーして下さい。
※応募を締め切りました。
「神山征二郎監督による俳優のための実践的ワークショップ」
参加希望の方は、メール本文に
(1)お名前(本名でも芸名でも構いません)
(2)ふりがな(お名前の読み方を平仮名でお書きください)
(3)性別
(4)生年月日(表記は1982/7/14のように年月日を/で区切り西暦で)
(5)連絡先電話番号(すぐにつながる携帯番号をお願いします)
(6)所属事務所名、担当者名、担当者連絡先電話番号(無所属の場合は無所属としてください)
をお書きのうえ、
本人と分かる最近1年以内撮影の「写真」をjpgファイルで1枚添付するか
所属事務所作成(もしくはご自分で作成)のプロフィールを添付して
メールのタイトルを「神山ws」として、ワークショップ事務局
actorsvisionjapan@gmail.com
までメールをお送りください。
【2】書類選考による合格者に入金の案内をいたします。(書類審査・入金案内)
【3】入金をしていただいた方から、正式エントリーとさせていただき、集合場所やテキストについての案内を送らせていただきます。(参加決定)